• GPUレイトレースで 数十億の光線を数分で計算
• 数十種類のフィルタ機能で複合分析が可能
• ゴースト・散乱・表面粗さの複合的な現象を解析するレイパス分析機能
FRED光学エンジニアリングシステムは光学システムの開発にあたり、企業や政府、大学で使われる光学レイトレーシングソフトウェアとして世界的に認められている。FREDは、迷光解析や、レーザーシステム、LED/照明システム、また画像処理システム設計に使用される。FREDを使用することによりCADのようなインターフェースの使用が簡単になり、また最も順応性のあるレイトレーシングソフトウェアです。

What is FRED?
GPUレイトレーシングによる高速計算
FREDはNVIDIA社のGPU(Graphics Processing Unit)がセットされたPCを自動的に認識
します。計算処理時間は接続されたGPUセット数に比例して高速になり、短時間で
高精度な計算結果を得る事ができます。
さらにFREDの分散計算機能で、ネットワークを介してGPUを接続するだけでFREDの光線追跡計算を高速化できます。

Feature Overview
レンズデータ・3DCADインポート
レンズ、ミラー、プリズムなどの標準的な光学部品はFRED内で作成できます。その他各社の光学設計 ソフトウエアで設計したレンズデータは、各社のファイル形式のままインポートできます。そして、CAD設計ソフトで作成した自由な立体形状は、IGES、STEP、OBJなどの中間ファイルとしてインポートできます。
Applications
迷光解析
照明系デザイン
光学機器設計
レーザーシステム
自動車業界
バイオメディカル
Stray Light Analysis
(迷光解析)
レンズの内面反射によるゴースト、筐体表面反射によるフレアを正確にシミュレートします。原因面の探索から主画像に与える影響まで、結果に及ぼす
プロセスを逆光線追跡など独自の機能で可視化し、設計した光学系の評価を強力に支援します。下記の様な各種散乱を設定することが可能です。
表面散乱
・表面散乱(BSDF)モデル ・Mie
・Lambertian ・Harvey-Shack/Abg ・Black Paint ・PSD ・多項式関数 ・値測定データ
体積散乱
・Mie ・Henyey-Greenstein(HG)散乱・Gegenbauer・Userのスクリプトを
使用し、蛍光散乱、BSSRDF などが可能

物理光学と回折光学素子の利用
FREDでは物理光学計算(干渉計、回折、レーザなど)が可能です。例えば、独自のアルゴリズムを使用した精度の高いRCWA機能を持つ「Omnisim」(Photon Design社製)による自動設計結果の最適解を使用して、FREDでHMDやHUDの設計・評価をすることができます。

実画像シミュレーション
影のでき方など現物に忠実な実画像シミュレーションで全系を一度に評価できます。

スクリプト
BASICライクな2000種以上の独自コマンドを使用してプロセスを自動化できます。手間のかかる繰り返し 計算や長時間のバッチ処理に適しています。また、スクリプトは汎用のVisualBASIC・ExcelやMatlabやPythonを使いプログラムすることもできます。
Photon Engineering社について
1997年にアメリカで設立されたフォトンエンジニアリング社は、光学エンジニアリングソフトウェアの開発及びコンサルティングをおこなう企業として、業界トップのレイトレーシング機能を備えたソフトウェア"FRED"を開発しました。
CBS Japanは日本におけるFREDの独占販売代理店です。
